「不在票をなくしてしまったけれど、荷物は受け取れるの?」と困ることがあるかもしれません。不在票には再配達に必要な番号や担当営業所が書かれているため、紛失すると手続きできないように感じますが、不在票がないだけで荷物を受け取れなくなるわけではありません。
ただし、日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便では対応方法が少し異なります。この記事では、不在票をなくした場合の受け取り方、追跡番号がわからないときの対処法、営業所や郵便局で直接受け取る場合の注意点、保管期限までわかりやすく解説します。
不在票をなくした場合でも荷物は受け取りできる

結論からいうと、不在票をなくしても、荷物そのものがなくなったわけではないため、基本的には受け取りできます。重要なのは、不在票の紙ではなく「どの荷物なのかを配送会社側で特定できること」です。
まず配送会社と追跡番号を確認する
不在票を紛失したときは、最初に配送会社と追跡番号・送り状番号を確認しましょう。ネット通販で購入した商品なら、ショップから届いた発送完了メールや注文履歴に配送会社と番号が記載されていることがあります。
Amazonや楽天市場などの通販サイトでも、購入履歴や配送状況の画面から確認できる場合があります。配送会社のアプリや会員サービスを利用している人は、登録済みの荷物一覧や配達通知も確認してください。
不在票を探し続けるよりも、発送メールや購入履歴から番号を探したほうが早く解決するケースは少なくありません。
| 確認するもの | 探す場所 |
|---|---|
| 配送会社 | 発送完了メール、注文履歴、配送通知 |
| 追跡番号・送り状番号 | 発送完了メール、購入サイト、配送会社のアプリ |
| 差出人 | 注文履歴、購入したショップ、家族からの連絡 |
| 配達された日 | 配送状況、メールやアプリの通知 |
追跡番号が分かれば再配達できるケースが多い
不在票には追跡番号のほか、担当営業所番号や再配達用の二次元コードなどが書かれています。しかし、配送会社によっては、不在票そのものがなくても追跡番号が分かればWebやアプリから手続きできます。
特にヤマト運輸は、不在連絡票が手元になくても送り状番号が分かれば再配達を受け付けられると公式に案内しています。佐川急便も「お問い合せ送り状No.」が重要になるため、まず番号の確認を優先するとよいでしょう。
追跡番号まで分からない場合は発送元も確認する
メールや注文履歴を確認しても追跡番号が分からなければ、商品を発送したショップや差出人へ問い合わせる方法があります。配送会社によっては、番号が分からない状態ではWeb再配達を受け付けられません。
問い合わせる際には、注文番号、購入者氏名、商品名、発送日などを用意しておくと、発送元が配送情報を確認しやすくなります。家族や知人から送られた荷物の場合も、差出人に伝票番号を確認してもらいましょう。
配送会社すら分からない場合も、まず最近購入した通販サイトや発送通知を確認するのが現実的です。
「身分証があればそのまま受け取れる」とは限らない
不在票をなくした場合、「運転免許証を持って配送会社の営業所へ行けば受け取れるのでは」と考える人もいるでしょう。しかし、本人確認書類だけで必ず受け取れるとは限りません。
配送会社は荷物を特定したうえで本人確認を行う必要があります。また、営業所受け取りへの変更手続きが必要な会社もあります。荷物がまだ配達車両に積まれていて営業所に戻っていないこともあるため、突然窓口へ行くのは避けたほうが安心です。
日本郵便の不在票をなくした場合の受け取り方

ゆうパック、書留など日本郵便の不在票をなくした場合は、ほかの宅配会社と少し対応が異なります。日本郵便は、不在票を紛失した場合について「配達を行った郵便局に相談する」よう公式に案内しています。
不在票を紛失したら配達した郵便局へ相談する
日本郵便の公式Q&Aでは、郵便物等の到着のお知らせ、いわゆる不在票を紛失した場合、持ち戻った郵便物や荷物を確認する必要があるため、配達した郵便局へ相談するよう案内されています。
そのため、日本郵便の場合は「追跡番号さえ分かれば何も確認せず窓口へ行けばよい」と考えないほうが確実です。不在票を紛失したこと、受取人の氏名や住所、分かれば追跡番号や差出人を伝えて相談しましょう。
担当する郵便局が分からない場合は、日本郵便公式サイトの郵便局・ATMを探すから確認できます。
追跡番号が残っている場合は荷物の状況を確認する
通販サイトの発送メールなどにお問い合わせ番号が残っているなら、日本郵便の追跡サービスで荷物の状況を確認できます。「ご不在のため持ち戻り」などと表示されていれば、荷物は配達できず郵便局へ戻されている状態です。
日本郵便のWeb再配達受付では、追跡番号またはお知らせ番号を使用する仕組みがあります。ただし、不在票を紛失したケースについては、公式Q&Aで配達した郵便局への相談が案内されています。
荷物の種類によって手続きが異なる可能性もあるため、不在票を完全に紛失した場合は担当郵便局へ確認する方法が確実です。
郵便局の窓口で受け取る場合は先に確認する
不在で持ち戻られた郵便物や荷物は、条件を満たせば郵便局の窓口で受け取れます。通常の窓口受け取りでは、受取人の氏名・住所を確認できる本人確認書類、不在連絡票、印鑑などが案内されています。印鑑がない場合は署名で対応できます。
ただし、今回はその不在連絡票をなくしているため、そのまま窓口へ向かうのではなく、担当郵便局に事情を説明して必要なものを確認してください。
本人限定受取郵便などは通常のゆうパックとは本人確認方法が異なります。運転免許証などを持っているから必ず受け取れると決めつけず、郵便物の種類も確認することが大切です。
日本郵便の保管期間は原則7日間
日本郵便では、受取人が不在だった郵便物について、配達郵便局での保管期間を原則7日間と案内しています。7日間以内に配達・受け取りができなければ、差出人へ返送されます。
不在票をなくすと「いつ配達されたのか分からない」という状態になりやすいため、特に注意が必要です。数日前に不在票を見た記憶がある場合は、早めに問い合わせましょう。
ヤマト運輸の不在票をなくした場合の受け取り方

ヤマト運輸の場合は対応が比較的分かりやすく、不在連絡票がなくても送り状番号が分かれば再配達を依頼できます。発送メールやクロネコメンバーズを確認するのが最初の対応です。
送り状番号が分かればWebなどから再配達できる
ヤマト運輸は、不在連絡票が手元にない場合でも「送り状番号(追跡番号)」が分かれば再配達を受け付けられると公式に案内しています。
番号が確認できたら、荷物お問い合わせシステムなどから再配達を申し込み、受け取れる日時を指定します。対象となる荷物であれば、自宅への再配達だけでなく、ヤマト運輸営業所などへ受取場所を変更できる場合もあります。
不在票を紛失したからといって、再発行してもらってから手続きする必要はありません。送り状番号が残っているなら、そこから手続きを進めるのがスムーズです。
送り状番号は発送メールやMy荷物一覧で探す
送り状番号が分からない場合、ヤマト運輸は購入先からの発送完了メールやヤマト運輸からのお届け予定通知を確認するよう案内しています。
クロネコメンバーズを利用している場合は、「My荷物一覧」に対象の荷物が表示されていないかも確認しましょう。通販商品なら、販売店のマイページや注文履歴にも送り状番号が載っていることがあります。
それでも見つからなければ発送元へ問い合わせます。送り状番号が不明な状態では、ヤマト運輸のシステム上、再配達の受付ができないと案内されているためです。
営業所で受け取りたい場合は変更手続きをしてから向かう
不在だった荷物は、条件を満たせばヤマト運輸の営業所受け取りへ変更できます。ただし、営業所に荷物があるように見えても、すぐ窓口へ行けばよいわけではありません。
ヤマト運輸では、荷物お問い合わせシステムのステータスが「ご来店予定(保管中)」になっていることなどが営業所受け取りの条件として案内されています。まず受け取り場所変更の手続きを完了させてください。
本人が営業所で受け取る場合は、本人確認証、送り状番号が分かるもの、印鑑が案内されています。印鑑がなければ自筆の署名でも対応可能です。不在票をなくしていても、送り状番号が確認できるメールなどを利用できます。
通常の宅急便は7日間、クール宅急便は3日間が目安
ヤマト運輸では、通常の宅急便は最初に不在連絡票を届けた日を含めて7日間、最寄りの営業所で保管すると案内しています。
一方、クール宅急便は最初の不在連絡票のお届け日を含めて3日間です。一部の品物では3日より短い場合もあります。通常便と同じ感覚で放置すると、受け取る前に期限を迎える可能性があります。
送り状番号が分かる場合は、ヤマト運輸の再配達依頼から最新の受付方法を確認できます。
佐川急便の不在票をなくした場合の受け取り方

佐川急便では、Web再配達の手続きに「お問い合せ送り状No.」が必要です。手続きによっては営業所番号も必要になるため、不在票をなくした場合は、まず送り状番号を確認するところから始めましょう。
お問い合せ送り状No.を発送メールなどから確認する
佐川急便のWeb再配達受付では、不在連絡票に記載された営業所番号と「お問い合せ送り状No.」の入力が必要になる場合があります。
不在票をなくした場合でも、通販ショップの発送メールや注文履歴、佐川急便から届いた配達予定通知などに送り状番号が記載されていれば確認できます。スマートクラブや佐川急便LINE公式アカウントを利用している場合は、配達通知も確認するとよいでしょう。
番号が分かれば、配送状況も確認できます。先に追跡して現在どこに荷物があるのか把握してから再配達を申し込むとスムーズです。
送り状番号が分からなければ発送元へ問い合わせる
佐川急便は、「お問い合せ送り状No.」が不明な場合、荷物の発送者へ問い合わせるよう公式サイトで案内しています。
通販であれば購入したショップに「不在票を紛失したため、配送会社のお問い合わせ送り状番号を確認したい」と伝えれば目的が分かりやすくなります。注文番号も一緒に伝えると確認しやすいでしょう。
また、佐川急便のFAQでは、不在票がない場合などについて近くの営業所への連絡も案内されています。担当営業所が分からないときは、公式サイトの営業所検索を利用できます。
営業所受け取りは事前に手続きを確認する
佐川急便では、再配達時に条件を満たせば佐川急便の営業所・サービスセンター、宅配ロッカー、提携先店舗などへ受取場所を変更できる場合があります。
営業所で受け取る場合も、突然営業所へ行くのではなく、事前に荷物の所在と受取方法を確認してください。佐川急便の再配達案内でも、営業所で受け取る際は事前連絡をするよう案内されています。
受取先変更の手続きをした荷物では、本人確認書類と、不在連絡票または受付完了メールなどに表示された伝票番号を照合して受け取る仕組みがあります。不在票をなくしている場合は、どの画面やメールを提示すればよいか担当営業所へ確認しておくと安心です。
再配達の保管期間は通常8日間、クール便は4日間
佐川急便のWeb再配達に関する案内では、最初の不在連絡票投函日を含む8日間、クール便は4日間の範囲で再配達を申し込めるとされています。
保管期間を過ぎれば、荷送人へ返送されるなどして受け取れなくなる可能性があります。不在票を紛失したことに気づいた時点で、発送メールや購入履歴から番号を探しましょう。
最新の再配達方法は、佐川急便の再配達のお申込みで確認できます。
| 配送会社 | 不在票をなくしたときの主な対応 | 主な保管期間の目安 |
|---|---|---|
| 日本郵便 | 配達した郵便局へ相談 | 原則7日間 |
| ヤマト運輸 | 送り状番号が分かれば再配達可能 | 通常7日間、クール3日間 |
| 佐川急便 | 送り状番号を確認して再配達。分からなければ発送元や営業所へ確認 | 通常8日間、クール4日間 |
保管期間は荷物の種類やサービスによって異なる場合があります。上の期間だけを基準に放置せず、実際の配送状況や配送会社からの案内を確認してください。
不在票をなくしたときに受け取りで失敗しないための注意点

不在票をなくした場合でも、多くの荷物は問題なく受け取れます。ただし、「不在票がなくても何とかなる」と何日も放置すると、荷物が発送元へ返送される可能性があります。紙の有無よりも時間を意識することが重要です。
最優先で確認するのは保管期限
最も注意したいのが保管期限です。不在票をなくしても、その日から保管期間のカウントが止まるわけではありません。
たとえば、数日前に不在票を見てから紛失した場合、「今日なくしたから、まだ1週間ある」という考え方はできません。最初に配達された日を基準として保管期限が進んでいる可能性があります。
不在票をなくしたことより、保管期限を過ぎて荷物が返送されることのほうが大きな問題です。紛失に気づいた当日に配送状況を確認するくらいの意識で対応すると安心です。
営業所へ取りに行くなら「荷物がそこにあるか」を確認する
追跡画面に担当営業所名が表示されていても、その荷物をすぐ窓口で渡せるとは限りません。再配達のため再び車両へ積み込まれている場合や、受取場所変更の処理がまだ完了していない場合があります。
ヤマト運輸では営業所受け取りの手続き後、受取可能な状態になっていることを確認する必要があります。佐川急便も営業所での受け取りについて事前連絡を案内しています。日本郵便も不在票を紛失した場合は配達した郵便局への相談が公式案内です。
「営業所まで行ったのに受け取れなかった」という二度手間を防ぐためにも、先にWebや電話で確認するほうが確実です。
本人確認が必要な荷物は通常の宅配便と扱いが違うことがある
クレジットカードなど重要な書類、本人限定受取郵便、受取人確認を伴う荷物などは、一般的な宅配便より本人確認の条件が厳しく設定されていることがあります。
そのため、「住所が分かる免許証を持っているから家族の荷物も受け取れる」「不在票がなくても番号だけで必ず受け取れる」とは限りません。荷物のサービス種別によって受取人本人しか受け取れないケースもあります。
特に重要書類と思われる場合は、配送会社へ荷物の種類と必要な本人確認書類を確認してから窓口へ向かいましょう。
すでに返送されている場合は配送会社ではなく発送元へ確認する
保管期限を過ぎて追跡画面に「返送」「差出人に返送」などと表示されている場合は、配送会社へ再配達を依頼しても受け取れない可能性があります。
この段階では、購入したショップや差出人へ連絡して再発送が可能か確認する必要があります。通販サイトによっては再送料が必要になったり、一度注文がキャンセル扱いになったりすることもあります。
今後はメールやアプリの配達通知も設定しておく
紙の不在票だけに頼っていると、紛失したときや家族が別の場所へ置いたときに荷物を確認しづらくなります。配送会社の通知サービスを利用すると、スマートフォンから配達予定や不在通知を確認できるため便利です。
ヤマト運輸ではクロネコメンバーズの通知サービス、佐川急便ではスマートクラブやLINEなど、日本郵便では郵便局アプリやLINEを利用したサービスがあります。
対象外となる荷物もあるためすべての不在票を完全に置き換えられるわけではありませんが、追跡番号を確認できる経路を複数持っておけば、不在票をなくしたときにも対応しやすくなります。
不在票をなくした場合の受け取り方法まとめ
不在票をなくしても、荷物がすぐ受け取れなくなるわけではありません。まず発送完了メールや通販サイトの注文履歴を確認し、配送会社と追跡番号・送り状番号を特定しましょう。
ヤマト運輸は送り状番号が分かれば、不在票がなくても再配達を依頼できます。佐川急便もお問い合わせ送り状No.を確認することが重要で、番号が分からなければ発送元や営業所へ確認します。日本郵便は、不在票を紛失した場合には配達を行った郵便局へ相談するのが公式の案内です。
郵便局や営業所で直接受け取りたい場合も、本人確認書類だけを持って突然出向くのではなく、先に荷物を特定して受取可能な状態か確認してください。
「不在票がない=受け取れない」ではありません。大切なのは荷物を特定し、保管期限内に正しい方法で再配達または窓口受け取りの手続きをすることです。不在票をなくしたことに気づいたら、できるだけ早く発送メールや注文履歴を確認して対応しましょう。



